財閥・起業ではないのですが・・・ Kowalskiさんリンク先の紹介ありがとうございました。 興味深かったのと併せて2年ほど前に見た映画の事を思い出しました。 「アララトの聖母」アトム・エゴヤン監督 ポスターに惹かれてふらっと入った映画だったのですが、リンク先の文中にあったアルメニア人の大虐殺がモチーフになっていました。 映画を見ていて「これってクルド人じゃないの?」なんてズレた事考えたり、豊富に表現者のいるユダヤ人と違って国際的に知られていない「こういう事」は自分が想像もつかない程多いのだろうな・・・と暗澹たる気持ちになりました。 この作品の監督の両親は共にアルメニア人でエジプト、カナダへと渡ったようです。(監督はカナダ育ち) 映画を見た時点ではアルメニアの事はおろか、映画の内容も知らなかったので随分見落とした事があったかも知れません。(アルメニア人の商才に関するシーンもなかったかと・・・)今見たら別の視点が持てるかもですね。
Re: アララトの聖母 ごえもんさん、ありがとうございます。 実は、このアルメニアの話が出てからこのかた、トルコがらみのこの虐殺を扱った映画を確か見たはずだ.......と思いながら、どうしてもタイトルが出てこなかったのです。 めちゃくちゃ気になっていましたので、ごえもんさんが、この映画にふれてくださって本当に嬉しいです。 私は比較的最近TVで見たと思いますね.......でも、たまたまチャンネルを合わせただけでしたので、前半は見落としています。 トルコ人の役をするトルコ人(でしたよね???)の自己弁護が、最後まで主人公の気持ちとかみ合わない、みたいなストーリーではありませんでしたっけ? 何か用をしながら見ていたような気がします。今度やったらもっときちんと見なくては。でも、どこか聞き流すことのできないものがあったので、記憶にひっかっているのだと思います。 次に見れば、こちらでみなさんからいただいた知識を動員、もっと違う目で見ることができるでしょうね。 ところで、ごめんなさい、doubletreeさんとお話になっている番組のこと、確かこのトピのはじめの方に出ていたかと思うのですが、レスが多くなって見つけることができません。 私は関西在住ですので、見られないかもしれないのですが、バラカンさんのファンなので、すみませんが、どういう番組かもう一度掲載していただけませんでしょうか。よろしくお願いいたします。
その番組とは、これです http://www.tbs.co.jp/program/cbsdocument.html (↑ 明日放映の題目ぐらい、載せとけっての) 検索したのですが、なんか、この番組関東限定くさい感じがします。 BSとかでやってるかもしれませんね。 Clioさんも、たまたまとはいえ、この映画をご存じでしたか。さすがです。
アルメニア人ジェノサイト(大虐殺)とヒットラー ごえもんさんは、よく、こんな映画を発掘されましたね。世界中には、チェチェンやルワンダだけじゃなく、まだまだ埋もれた民族大虐殺があった事を、今日改めて知りました。 昨日は「難民としてアメリカにやってきたアルメニア人」みたいに軽くあしらってしまったのですが、それどころの話ではなく、ナチのユダヤ人虐殺のまるで前座みたいな様相です。ネット検索で写真もみましたが、DCのホロコースト博物館にあったのと同じ様な写真です。 現在に至っても、トルコ政府はこの事実について謝罪どころか、知らないふりで通している事が、EUに入れてもらえない一因であるとか。 アルメニア人大虐殺というのは、日本ではほとんど知られてない史実ですが、調べた所、ヨーロッパでの評価は、トルコがこの大虐殺さえ引き起こさなければ、ヒットラーはユダヤ人大虐殺をしなかただろう、という所で落ち着いているようですね。ヒットラーはホロコーストで檄を飛ばす時に、アルメニア人ジェノサイトを引き合いに「どうせ、ばれない」みたいな事を言っていたらしいですから、これを念頭においてユダヤ人を迫害したに違いないと考えられているようです。 やった事も似ていて、第一次虐殺は、国王によるオスマン領域内に住むアルメニア人の迫害、第二次は、青年トルコ党政府によるアルメニア人の移送、すなわち移送した所で殺すという、ナチが収容所で虐殺した流れと全く同じです。ヒットラー、何でもパクります。