アユタヤ 47 詐欺の定番

「ボートをチャーターって.....何で渡し舟使わへんかったんや?」

「え!?....いや.....トラブルがあって、かなり時間がかかるって言われたんで........え?それもウソなんスか!?」

「......渡し舟のチケット売り場まで、ちゃんと行ったんか?」

Aさんは表情ひとつ変わりません。

「いえ....乗り場に行くときに、タイ人から声かけられて......え?やっぱ、それもウソっスか!?」

「......ボート、いくらでチャーターしたんや?」

2人は顔を見合わせて、

「え~っ.....と....、2人で1時間....、2000Bって言われたのを1800Bに負けさせたんですけど」

「んで、チャーターしたのは何時間やねん」

「......2時間です...」

Aさんは頭をかきながら、

「3600Bか.....1万超えやな。 まぁ、ボラれたかどうかは自分達の満足度にもよるし、何とも言えへんけど、ボラれてんなぁ...」

「えっ!?でも、2人で2時間ですよ?」



Aさんは困った顔になりました。

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1件のコメント

  • アユタヤ 48 詐欺の定番

    「2人やろうが3人やろうが、まず、昼間に行って渡し舟がないなんかおかしい話やからな。 俺も昔、チャオプラヤーでボートをチャーターした事あるけど、そん時は6人でチャーターした覚えがあるけどな。 会社の慰安旅行で来て、自由時間に。
    料金もよく覚えてないけど、1人1時間で150Bくらいやったと思う。
    でも、20年位前の話やし、今は知らんけどな。
    たとえボラれたとしても、いい思い出になって楽しかったんならそれでエエんとちゃうか?」

    「.....でも、実際今の相場って幾らくらいなんスかねぇ...」


    とりあえずボラれた事を知って、2人はまた落ち込んだ様子です。


    「あのぉ、こんな土産を水上マーケットで買ったんですけど.....実際、幾らくらいなんスかぁ?」


    2人は赤く塗られた木製の扇子を取り出して言いました。


    「こんなん、ココらで売ってないで」

    「いや、土産物屋で買うと......」

    「そやし売ってないって....」


    Aさんの即答にますますガックリする2人。


    「....じゃぁ、Aさんが、もし買うとしたら、幾らで買うんですか?」

    「買わへん」

    「いや、しょうがなく、もしもの話ですよ!」

    「......1個2B...かなぁ.......幾らで買うたん?」

    「......1個、150Bです......」


    え~っ!? これが150B!? 私でも騙されそうにないのに!!


    「.....まぁ、ホレ、日本の輸入雑貨店とか行ったらもっと高く売ってたりするしな? まぁ、エエやんか。 次があるなら、そん時に気を付ければエエんやし」


    よほどショックだったのか、Aさんの励ましにも笑顔は無く、


    「.....タイって、マジで.....最低な国っスよね! 全部ウソだらけじゃないっスか! 何が微笑みの国なんスか! ホント、最低っスよ!!」


    1人が、持っていた扇子を床に投げつけました。


    簡単に粉々に壊れてしまった扇子。

    Aさんが言った値段の意味が分かった気がしました。

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    2バーツが150バーツになる国、130円が160円になる国

    個人と国の違いがあれど、アーア我慢の子か。

    のん、兄貴の恋人を見ただけでドキドキ、のんより年下だったの、ライバル意識は・・・

    簡単タイ風料理をひとつ。

    どこにでも売っている高菜漬、ざっくり刻み肉でも魚でも入れて鍋に、

    お水たっぷり、出汁を入れなくてもさっぱり、我が家ではもつが入りま

    す、爺はもつの匂いがもう一つで、食せずもっぱらスープのみ。

    唐辛子もナンパー(ラーの発音は聞こえません)も入ってません。

    今、TVでギャル曽根がホーンナムに一日6回行くそうで、私は1回。

    おちのついたところで、マタネー。