Q&A

だれか地球の座り方を教えてほしい。

公開日 : 2008年08月28日
最終更新 :

そろそろ夏の旅行シーズンもおしまい。地球の歩き方も、初版の時代からどれだけ買ったことか。それから、もう四半世紀。

当時は、実際に行ってきた人の投稿情報は貴重で、他のガイドブックにない新鮮さがあった。しかし、昨今、自分もあちこち実際に行ってみた上で、本の投稿情報を読むと、あまりにアラが目立つ。彼らの話は、情報と言うより、自分は最高の経験した、というだけで、最高、と言っても他と客観的に比較するほどの他の経験があるわけでもなく、根本からして、たんなる誤解だったりする。(たとえば、どこどこの店のチョコは世界一、なんていう、どうでもいい投稿情報は、いったいどれだけの国と街にあるのか。)

かといって、また、あの時代のまま、何カ国へ行ったかを誇っている世界旅行者さんたちの今の末路を見るに、多くの経験があっても、やはりこうなってしまうのか、と驚く。思うに、人間、どこにいようと、1日は24時間、1年は365日。あちこち旅行したからといって、経験が多くなり、理解が深まるわけではないのかもしれない。それどころか、旅行ばかりしていると、どこでも浅く表面をなでるだけで、それぞれの地に根付いた生活の深みや重みを知る機会そのものを失ってしまうのかもしれない。

結局、どこかへ行った、というだけでは、ある場所のある一瞬を通り抜けただけで、その場所のことなど、なにもわからない。それは、急行で通過した駅のようなもの。その駅になにがあったか、どうなっていたか、なんていう問いに、急行列車の乗客の答えが的を射ている方が驚きだろう。

ヨーロッパの人は、休みが長いせいもあるかもしれないけれど、巡礼や遍歴でもない限り、旅行に行ったら、同じ街に最低1週間、長いと1月は滞在する。それも、ホテルのベランダにただ座って、一日の景色の移り変わりを眺めていたりする。街でも、コーヒーやビールを飲みながら、カフェで半日くらい座っている。

自分は、旅行では、極力、予定は少なくするようにしているのだが、現地では、やはりどうにも、その角の先まで、歩いて行って、見たくなってしまう。それで、自分の自戒として、みんなに聞きたいのだが、どうすればあんな風にのんびり座っている旅行ができるのだろうか。なにもしないことを、なにも我慢しないでできる人たちは、いったいなにをしているのだろうか。

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18件のコメント

  • ただのんびりすりゃーいいんじゃん

    よってたかってバカじゃん。
    マニュアルじゃないとかガイドブック欲しいとか
    あほじゃなかろか(ルンバ、ルンバ)。

    日本人向けサイトでなにしたいの?
    自戒を攻めて欲しいM?
    言い訳している?

    寂しい他の仲間とおしゃべりしてちょっと
    優越感にひたっていたい?

    暇なやっちゃのー。

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  • 欧州に在住でしたら

    日本語の本がなければ、お住まいの国の旅行ガイドなどには貴方様の探している本はないのでしょうか。また、各旅行先の観光案内所で様々な情報が得られるので、現地に着いてから過ごし方も決めても良いと思いますが、如何でしょうか?
    自分や家族は結構急ぎ旅が好きですが、まわりの方で長期滞在される方は現地でお友達の輪を作って、パーティーをしたり、昼食や夕食を招待したり、招待されたりと楽しんでいるようです。
    ちなみに欧州でも日本人のように2泊程度滞在していくつかの街を観光する旅行スタイルをしている方も結構いるようなので、旅行のスタイルなどは人それぞれだと思います。

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    後から話に加わるなら、もうすこし他の人との会話も読んでからにしてね。

    せっかくレスを書いていただいたのですが、インターネット時代ですので、旅行の情報など、手元にいくらでもあります。

    そうではなく、他人が自慢や商売で言っている、当てにならない情報を追っかけて、名所旧跡だの、店巡りだのするような、スタンプラリーみたいな旅は、むしろもうしたくない、という話。

    それにしても、人の話を聞かない、読まない、だけど、一方的に言いたがる人が多いのには、驚きました。私は、せっかく旅をするなら、現地の人の話を聞いたり、その暮らしぶりを見たりしたいけれど、そうでない人、現地の人々や状況などおかまいなしに、ただ自分のやりたいことだけを一方的にやって去っていく日本人が多い理由も、このトピで、なにかわかってしまったような気がします。

  • Re: だれか地球の座り方を教えてほしい。

    「休暇と旅行の違い」とされている方がいらっしゃいますが、私はsightseeingとvacacitonの違いだと思います。ヨーロッパの人も、もし日本にsighseeingとして来たならば、例えば都内のホテルに一週間、一ヶ月滞在してのんびりコーヒーを飲んでいる・・・などということはないと思うのです(実際、日本に来たことがあるという欧州人に聞くと、どことどことどこに行って・・・と、事細かに説明してくれます)。ヨーロッパ人ならばアルプスの山岳リゾートや地中海岸などのマリンリゾートなどで過ごすことはsightseeingではなくvacationだからこそであり、逆に言えば、欧州人ならばゆっくりと過ごすリゾート地にやって来て、あっという間に過ぎ去ってしまう日本人は不思議に見える、ということではないでしょうか。
    私はここ数年は、ヨーロッパの山岳リゾートに1週間ほど滞在するという旅のスタイルを続けていますが、彼ら(欧州人)も滞在中、毎日、ホテルで一日中のんびりしているわけではなく、結構あちらこちらにでかけます(夕食の席では、「今日はどこへ行った(何をした)?」が挨拶みたいになります)。

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    一週間滞在がこなせるようになるのが理想

    一カ所を拠点に一週間、その周りにあちこち行ったり、行かなかったり、というのはいいですね。

    どこかに行ったか、行かなかったか、ではなく、行かなくても平気、というのが難しい。天気の悪い日に、無理に出歩いても、いいことはないのに、なんとなく落ち着かなくなるようでは、予定に追われてセカセカと通り過ぎていく旅と、根は同じ。晴ならその晴を楽しみ、雨ならその雨を楽しめるような、そんな現地の状況そのものを自然体で享受できるようになれれば、と思います。

  • Re: だれか地球の座り方を教えてほしい。

    >>街でも、コーヒーやビールを飲みながら、
    >>カフェで半日くらい座っている。

    ボストンでラーメン店を出した知人は
    直ぐに撤退しました。

    理由は回転率が悪いからだそうです。
    いまは都内でやっています。


    旅は、その日その時のご自分の慣性で行動されれば
    それで良いと思います。

    なにも、無理にじっとしている事もありません。
    本当はそうでしょう。
    ズバリ、生まれも育ちも日本ですよね。

    欧米人の「まったり滞在型」は格好悪くもないですし
    格好良いとも思いません。


    大統領

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    遅れてレス書くなら、もうすこし話の流れを読んでね。

    回転率、悪いだろうねぇ。でも、こちらのレストランは、昼やって、いったん閉めて、夜開ける方が一般的。せいぜい1テーブル1日3回転か。ラーメンも、高級日本料理扱いじゃないと成り立たない。

    旅で好きすればいい、などとえらそうに言うけれど、好き勝手、というか、傍若無人にヨーロッパの観光地を走り抜けていく日本人やアメリカ人って、やっぱりこちらでは、ものすごく異様な存在なんだよ。そんなにも自分の国の生き方、暮らし方がいい、と確信を持っていて、人に一歩も譲る気がないなら、外国に行くまでもない。そうではなく、せっかく行くなら、もっとその街、その地方の雰囲気にひたりたい、で、どうしたらいいだろうか、という話をここではしている。

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  • 退会ユーザ @*******
    08/08/31 18:28

    Re: だれか地球の座り方を教えてほしい。

    このスレッド未だ続いているのですね!

    皆さんそれぞれ分かっているようで、奇異に感じる書き込みもあります!

    私の仕事関係人は、
    アメリカ人の場合は2週間の休暇は当然の権利?でもそれはサラリーの人だけの話ですよ?!アワリーの人にはそんなもんありませんよ?!休めるけど賃金はないよ!

    ヨーロッパの仕事関係人は、休みが長いせいもあるかもしれないけれど休み中も仕事している! 少なくともマネージメントの人は、....

    日本人はお盆とかで1週間以上休む。正月は1週間以上つづく! 
    アメリカ人もヨーロッパ人も1月2日から出勤だよ!

    私も金があればのんびりときっちゃ店にでものんびりいたいよ、....1日中テレビ見ているのも飽きるのだ。それでここへ来ることになる依存症になったみたいだ。

    またまたお邪魔しました。

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    彼らは、うまく休めないとかっこわるいらしい。

    サラリーの人でなくても、たとえ無給でも、きっぱりきっちり休みは取っているようですよ。彼らは、たいしてカネもかけず、近所の河原でずっとキャンプしているだけでも、立派なバケーションだから。

    マネージャークラスも、休みは取る。もちろん休み中に、じつは仕事をしているかもしれないけれど、イタリアに行った、とか、スペインに行った、とか、素敵に休んでいるふりをしたがる。人に見せびらかすための休暇という意味では、日本人一般の旅行自慢に似ているかも。

    アメリカもヨーロッパも、12月23日前の週末から1月6日(アメリカは2日)までクリスマス休暇。日本の正月休みよりはるかに長いよ。

    それこそ、べつにずっとテレビを見ていても、ネットをうろうろしていても、いいのではないのかなぁ。このトピの話題は、現実にはありもしない人目をいつも気にしていたりせずに、同じ場所で、カネもかけず、飽きもせず、のんびりゆったりできる方法、が話題なのだから。それに、こうしてゆっくり人の話を聞くと、自分がまったく気づかなかった視点に出会えて、とてもありがたいけれど。

  • 安息日

    http://ja.wikipedia.org/wiki/
    (「安息日」と入れてください)


    西洋人の休暇は「安息日」(Holiday = Holy Day)としてとらえられているのでは?

    だから「何もしない」? と思う次第です。
    違ってるかな?

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    日本人同様まずは仕事、その後には・・

    安息日です。安息日なくして働く続けると、大変です。だから安息日。

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  • 08/08/30 16:27

    急いだりのんびりしたり

    私は現役中は海外旅行はあきらめて出来ませんでしたが、60歳を過ぎて妻も亡くなり一人で満を持して色々な所、いろいろな方法で出かけています。

    今現在は油が高いのでまた安くなるまであわてずに待っています。実は本当の理由は金欠病です。

    同じ1回の旅行中でも暇が自由になる今は緩急自在です。
    2006年晩秋の旅行でも2ヶ月間のうちフランクフルトからストックホルムまで鉄道で乗り継ぎながら1日で行った日もあれば、
    ベルゲンからノールカップまで5日間北大西洋の船の中でのんびり出来ました。

    私は元来せっかちですが、シベリア鉄道や他の大陸横断鉄道などに乗った時、
    最高にのんびりしたのは貨客船でパナマ運河からタヒチ島まで10日間何もない海の上で雑談をしたりお茶を飲んだり
    いくらじたばたしても着くまでは自分の性格に関係なくゆったり、気分も環境に順応します。

    私がいつも行くスポーツジムではジャグジーにつかりながら、裸で上を向いて本を読んでいる人がいます。
    何もここで本を読まなくてもと思ったり水しぶきで本がぬれないかと余計な心配をしていますが、
    本人はそれが一番落ち着いているのかも知れません。

    歳をとればいやでも元気でさえあれば急ぐ必要はなく旅行も出来ます。
    人間は環境によって変われます。
    私も現役の時は自営業でしたが明日の手形の支払いが間に合うかなど気分的にのんびりは出来ませんでした。
    真似をしたくても出来ない時もあればいやでも出来る時期も来ます。人生は色々です。

    とにかく遊ぶにも働くにも身体が第一です。
    現役の時に自分は医者にかかった事がないと自慢する人がいますがそれほど危ない事はありません。
    そういう人の本音は医者にかかるのが怖いのだと私は思っています。

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    Re: 急いだりのんびりしたり

    緩急自在、そう、まさに、それが理想。でも、意外に急ぐ方が簡単で、ゆっくりの方が難しいです。間がもたない、というか、気がせく、というか。

    年齢や環境という条件は当然あると思うのですが、周囲や世間の人々を見るに、年齢的にも、環境的にも、もはや急ぐ必要がないのに、急ぐのが習い性になって、それどころか、いくつになっても、急げることや、さらに急ぐこと自体が自信や目標になってしまっている人が少なくない気がします。

    もちろん、人がどう生きようとその人の勝手ですが、すくなくとも自分は、ああはなりたくない。だから、やはりどこかで、急ぐのはもういいや、もっと時間を楽しもう、と、自分自身で方向転換をする準備をしていくことは必要なのでしょう。それは、人生、体が第一である以上、なおさらのことかと思います。

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  • 08/08/30 11:49

    日常の延長

    ヨーロッパの人たちは、休暇も日常の一つと考えているのではないでしょうか。

    私たちも、日常の中でなら何もしないでぼーっとしていたり、テレビを見ていたり、本を読んだり、ただおしゃべりしたり、という時間があると思います。

    ですが、私たちは旅行を「非日常」または「脱日常」と考えているためいつもとは違う何かを求めてしまうのではないでしょうか?

    私も旅行はほとんどツアーでいろいろ見て回るほうが多いです。それは、自分が知らないものやすばらしい景色をみてわくわくしたいからです。
    でも、時々ホームステイで同じ家に1~2週間滞在することがあります。そうすると、それは旅行ではなくてほとんど日常の生活になり、何もすることがなく、家にいる日もあります。庭の椅子で本を読んだり、近所を散歩したりします。それはそれでリラックスできていいいい過ごし方だな~と思います。

    きっと、ヨーロッパの人たちにとっては、休暇もそのような感じなのでしょう。それは多少の違いはあれ、言葉・食べ物・文化などが大きく違わないからかな、と思います。
    逆に、彼らが全く文化の違う日本に来たとき、同じ場所にずっと滞在しているでしょうか?
    少なくとも私の知り合いは、1~2泊滞在し次の場所に移るという旅行をしていました。(普段、自分の国ではのんびり休暇をしている人たちです)
    彼らも日常の延長ではない、異国では好奇心が沸き立つのではないでしょうか。

    気に入った町を見つけ、何度も訪れる。
    そのうちに、その町を訪れることがライフスタイルになり、ただ行きかう人を眺めたり周りの音をのんびり聴いているだけの滞在ができるようになるのかもしれないと考えています。







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    Re: 日常の延長

    日常の延長としての旅。

    とてもよい点をついていると思います。私たちは、旅に非日常を求める、というだけでなく、やはり慣れない外国だからと思って、ムダに気を張り、神経がいつもピリピリしてしまっているのでしょうね。自転車やスキーで言えば、初心者で、全身ガチガチのようなもの。それでかえって、その場その場の雰囲気に溶け込んで味わう余裕を失ってしまう。

    うまく、外国として気を使うべきところと、外国でも使わなくてよいところのメリハリが使い分けられるようになれば、もっと雰囲気の波に乗ることもできるのでしょう。

    その場所を訪れることが日常になる、というのも素敵です。べつに観光名所でなくても、自分が選んだ同じカフェの同じイスに座ってみて、前に来たときと同じ雰囲気の中に安らぐ。彼らは、そういうことをしているのかもしれませんね。私も、うまく自分だけのお気に入りの街、お気に入りの場所を見つけたいものです。

  • 私は地球の座り方を教えるほど経験が豊かではありませんが…

    こんばんわ
    まず旅は人それぞれであると言うことを申し上げておきます。

    貴殿の考えも理解できます。
    私もどうしても最初に訪れる場所は「急行で通過した駅のようなもの」になっているかも知れません。

    ただ感覚的に再度訪問したいと思う場所とその様に思わない場所があります。
    最近はタイ(バンコクが中心ですが)少ない休みを利用して訪問することが多いです。

    例えばバンコクでは在る時は1人で高級ホテルに滞在したり、また友人と、または妻と、または娘とそれぞれで同じような場所でも違う旅になり楽しいです。

    私は無理に「のんびり座っている旅行」をしなくても良いと思います。
    年末・年始にインドに少ない時間ですが初めて訪問予定です。できるだけ多くの場所に行って見たいです。貴殿の「急行で通過した駅のようなもの」になるでしょう。
    そのような滞在でもまた訪問したいか否か判断いたします。

    しかしながら環境や立場が変わればスタイルも変わると承知しております。
    私がリタイヤして、時間に余裕があれば違う形の旅行になると思います。

    無事に帰国してくる私を日本で待っている人がいるので、海外では安心・安全を優先にしております。

    お読み頂きありがとうございます。
    いつも駄文で申し訳ございません





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    二周目の旅の仕方

    若い時に、とりあえず味見で一通り廻ってみる、というのも、それはそれでわかるし、自分もそれならできます。

    でも、その中で、再度、訪問したい、そこにもっとじっくり滞在したい、と思った街があって、実際に、その機会が得られても、さて、どう滞在したらよいか、よくわからない。いまさらまた同じ名所旧跡を見ても、あまり感慨も湧かないだろうし。だから、『歩き方』も役に立たないし。

    旅はひとそれぞれである以上、のんびりすべきだ、というのと同様、のんびりしなくてよい、というのも余計なお世話で、このトピは、自分は、のんびりしたいのだが、どうしたらのんびりできるか、そのコツを教えてほしい、というもの。

    名所旧跡を歩き回るのではない旅、って、イメージが湧きますか。ヨーロッパの人たちがうまくやっているけれど、それをどうやってうまくやっているのか、自分には具体的なイメージがうまくわからないもので。

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  • 08/08/29 01:17

    地球の歩き方、地球の走り方、地球の座り方、地球の楽しみ方

    結局、旅行というものが、相対的にその人にとって
    どのようなものであるかということで、
    歩くか、走るか、座るか、が決まってくるかと思います。

    「いっぱいいろんな地を見たい」
    ということであれば走ったり歩いたりするわけですが
    「のんびりしたい」
    ということであれば座るのでしょう。

    自分もそのときの状況、そのときの気分で
    歩いたり、走ったり、座ったりします。
    今回の旅を歩くか、走るか、座るか、
    にするかは、本当にそのときの状況と気分です。
    同じひとつの旅行の中でさえ、
    走ったり、歩いたり、座ったりすることもあります。

    欧米人でも、ずっと座っている人もいれば
    ずっとあちこち歩いている人もいます。
    日本人でも、ずっと歩いている人もいれば
    ずっと座っている人もいます。

    要は人それぞれかなと。
    で、地球の歩き方は、どちらかというと
    歩く人向けなのかな、と。

    旅行は楽しむためのものだと思うので
    歩くにしろ、走るにしろ、座るにしろ、
    楽しめればそれでいい。
    走りたいのに座ったり
    座りたいのに歩いたりしたら
    あまり楽しめないと思います。

    「地球の歩き方」というとまるで歩くことを強要しているようですが
    これはむしろ便宜的なことであって
    要は歩く用にガイドブックを作ってあると、
    走る人用にも、座る人用にも
    使える部分がある、というものなんでしょう。

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    Re: 地球の歩き方、地球の走り方、地球の座り方、地球の楽しみ方

    でも、あれは、やはりアメリカ流の歩き方の本だと思う。

    知っての通り、ミシュランガイド(緑)は、ドライブのための本で、名所旧跡の解説はもちろんながら、車での行き方や廻り方が詳しい。

    同じ車でも、ADACなどのガイドブックになると、ヨーロッパ流の長期滞在のための情報が出ている。

    自由旅行を唱うなら、自由にあちこち歩き回るための本だけでなく、もっと自由にのんびり過ごすためのガイドブックが、日本にもあってもいいと思うけれど。(留学の仕方や暮らし方はあるのに、中間の滞在の仕方が欠けている。)

    そして、情報以前に問題なのは、座ってみたいのに、どうも座り心地が悪いこと。地球の歩き方が出たときみたいに、そういう意味での心構えのガイドブックのようなものがあればいいな、と思う今日この頃です。

  • ドイツ人の新婚旅行中らしきカップルと会った。

    >>ヨーロッパの人は、休みが長いせいもあるかもしれないけれど、
    >>巡礼や遍歴でもない限り、旅行に行ったら、
    >>同じ街に最低1週間、長いと1月は滞在する。

    そうとも限りませんよ。

    個人旅行中、
    ドイツ人の新婚旅行中らしきカップルと会ったんですが、
    これが、行く先々で会って、すごくイヤでした・・・。
    「また、会った。追いかけてくるなよ・・・。」と、思ってました。

    >>なにもしないことを、なにも我慢しないでできる人たちは、
    >>いったいなにをしているのだろうか。

    純丘 曜彰さん、それ以外の何か夢中になることがあれば、
    観光なんかそっちのけですよ。

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    Re: ドイツ人の新婚旅行中らしきカップルと会った。

    うーん、新婚旅行ならなおさら、向こうの方が、同じ風に思っていたのでは?

    どのみちいまさら名所旧跡の観光なんかどうでもいいのだけれど、なんにも夢中にならない、のんびり過ごす過ごし方は、ヨーロッパの人から学びたいなと思っています。

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  • 座り方は人それぞれですが私の心地よい座り方は

    純丘さん、始めまして。

    昨年、ダージリンからコルカタの道中で出会ったウェールズ人の
    都市設計プランナーに休刊した旅行雑誌に載っていたジョークを
    披露してうけました。(ディテールは記憶が曖昧で変えました)

    あるリゾートでの話。

    リゾートのマネージャーとフランス人客との会話。

    「お客様のように2週間滞在していただけるとこのリゾートの本当の良さを理解していただけるのですが・・」

    「短い滞在の客も多いのかい?」

    「はい、アメリカのお客様は5日程度の滞在の方が多いのです」

    「ふーん、それはもったいないねー、そういえば日本人も見たけど」

    「あ、日本のお客様ですね、さっき団体でランチに来て写真を撮って帰られました・・」

    息子をケンブリッジにやっている彼なのですが大笑いしてくれました。
    日本人のことはいいませんでしたが、「アメリカ人の旅行は短いよね」
    といってました。

    サラリーマン時代に学生時代の友人と同窓会旅行をした事があります。
    あそこも行きたい、ここもぜひ!という友人達を説得しながら調整。
    交通機関にホテル、ゴルフ場の手配。2班に分かれたりするので簡単な
    建築のネットワーク工程表でスケジュール作成したり。概算の予算表を
    作成して皆にFAXしたり。

    「段取りばっかりでなんか仕事してるみたい・・」

    現地でもガンガンとスケジュールをこなして。
    けっこうバテバテ。それ以来、そういうタイトな旅はしてません。

    一都市滞在の時はテーマを決めて滞在したりします。例えば香港では
    王家衛が好きな私はロケ地を廻ってみたりしました。四川では「麻婆
    豆腐」の食べまくりに挑戦したりしてます。ニューヨークはひたすら
    JAZZ。ハワイはハワイ文化と波乗りとか。テーマがあると座わり心地
    がいいかも知れません。

    あと、小さいスケッチブックを持っていって気にいった風景を写す
    こともあります。

    PS

    歩き方の変遷は読者対象が広がっているので仕方ないかなと思っていま
    す。

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    ジョーク?ジョーク

    ジョーク1
    「あ、日本のお客様ですね、さっき団体でランチに来て写真を撮って帰られました・・」

    これはヨセミテバレーで毎日見られる光景ではないでしょうか?
    実際、サンフランシスコからの日帰りツアーというのは
    ぶっちゃけた話バス12時間食事45分写真15分というもの
    もっともツアーの但し書きには
    「当日の交通状況により、スケジュールが変更、割愛になる場合があります。」との但し書きがありますが大体道は混んでいます。(ガス代が上がった今は車が減ってチャンスかもしれません)


    ジョーク2
    「歩き方」の表紙に英語のサブタイトルが書いてあります。
    "GIO GLOBE TROTTER(=駆け足)"と。
    これは自虐か自ギャグか?

  • 08/08/28 20:07

    普通の勤人には長期休暇は取りにくい

    少し前までは、「ゆとりある豊かな生活」を日本人はすべきという論調
    でしたが、2000年以降は、「競争して勝たないものは落ち零れ」という
    ことを経済学者もどきのかたを先頭に大きな潮流になってしまいました。

    結局、今の時代も長期休暇を取れるひとは極一部の人で、無理して休みを
    取り、職場にはバラマキ土産でご機嫌を伺う。ここにも書いた覚えが
    ありますが、バンコクから乗り合わせたインド人。「日本人は空港で
    酒やチョコレートばかり買っている。日本には酒は売っていないのか?」。
    また、バリの某ホテルのクラブ客専用プールで一日中ごろごろしていると、
    ホテルのプール担当者が、「お前ら(お客様という感じではなかった)、
    一日中ここにいるのは何故か。日本人は朝早くからバスに乗って観光
    するので、ホテルにはほとんど居ないぞ。」と不思議がっていました。

    イタリアのホテルなどもそうですね。何故かナポリ(実は理由がある)
    でのこと。ひとつは、かの有名なナポリ湾に面した高級ホテル。
    「日本人は全然居ないなあ。」と思いきや、朝になると至るところから
    わき出てくる。深夜にチェックインし、早朝に出て行く。別のホテル。
    キアイア通りに面した、看板は高級だが、中身は中級ホテル。日本人
    団体御一行にエレベータの中で会い、何処から来たかを聞くと、トスカーナ
    から(シエナだったような)。翌朝は、ポンペイに発つとか。
    お陰で、その朝は、いつもはコンチネンタルだったのが、卵料理とかが
    出て来きました。後で聞くと、日本人ツアー客にコンチネンタル出すと
    文句が出るとか。随分昔の話し。フィレンツェのウフィツィ美術館に並んで
    いたとき。後ろが日本人ツアー客。会話が聞こえ、ヴィーナスの誕生を
    見たら、ベニスに向かい、翌日はパリだとか。

    日本の場合、パッケージツアーが主流だった(今でもそうでしょう)から。
    島国で言葉の問題もあるし、短期なので効率性を重視。高い付加価値が
    あるものや、特別のもの(オペラ鑑賞、絵画鑑賞、グルメ、宿泊など)
    を除き、一般には訪れる国や都市が多いほど人気となるそうです。
    客のほうは「得した気分」になるようです。また、若い世代では少し
    違うが、年配者は、じっとして居られない。「二泊は必要」と言っても、
    「一泊で十分」と譲らない(身内の例)。

    では、日本人以外の東洋人はどうかと言うと、それを語れるほど知りません。
    ただ、日本にくる外国人の多くが中国(大陸、台湾、香港)人と韓国人です
    が、最近は、能登の朝市とか、お仕着せのパックを離れ、自分たちの気に
    入った場所を巡る旅行者が増えてきたそうです。これも成長の一種でしょう。
    スペイン人向け、ヲタクツアーとかは大人気だし。日本人も少しずつ変わ
    って来ていて、今の若い世代にラスベガスとかドバイが人気なのも、駆け
    巡りだけでは飽きられるからでしょう。

    自分自身も駆け巡りはほどんどしません。先ほど書いたように、二日で香港
    マカオ(ディズニーランドとカジノを含む)は無理だと真っ先に思ってしま
    います。美味しいものを食べて、店を冷やかし、後はホテルでのんびりすれ
    ば二日はあっという間に終わると考えてしまいます。普段、睡眠時間も短く、
    仕事に追われる身なので、敢えて海外ではのんびりしたいという気持ちも働く
    ようです。

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    Re: 普通の勤人には長期休暇は取りにくい

    日本の旅行会社が企画する団体ツアーは、ほんとうにすごいですね。最短双六のように1分1秒のムダもなく、早朝から深夜までバスやICEを駆使してヨーロッパを駆け巡る。

    乗ったことはないので、なんですが、でも、あれ、意外によくできている、と思うのです。バスなら、トイレもついているし、寝てても目的地まで確実に連れて行ってくれるし。

    むしろ不思議なのは、『地球の歩き方』を読んだ個人の自由旅行者まで、同じように、短期間にものすごい予定を詰め込むこと。そもそも、自由旅行の理由が、団体旅行以上に自分で好きなところを詰め込みたいから、だとか。語学も半端で、トラブル処理もできないのに、よくやるよな、と思う。

    しかし、それは人ごとではなくて、自分もその傾向からいまだに抜けきれない。自由旅行なんだから、行った先で自由にすればいいし、自由のまま最後まで開けておけばいいのに、どうしても先になんでも決めたくなり、また、行ったらなんでも予定を詰め込みたくなる。

    これ、休暇の長短とは、あまり関係がないような気がします。短くても、長くても、全部、入るだけ詰め込みたくなる。同じ場所にずっといて、のんびりゆっくり深く理解しようとするなにかが日本人には欠けている気がします。どう思いますか?

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  • Re: だれか地球の座り方を教えてほしい。

    純丘曜彰さん
    歩き方の本は確かにある人の一方的な経験が多く、迷い方に近い部分もあります。だから、「そういう場合もある。」と丸呑みして信じないことでしょう。
    多くの日本人の方々の旅行は、休みがなかなかとれず取れた暁には出来るだけ多くを見る。量をこなすという姿勢があるせいか私に言わせるとトランジットであって、旅行とは言いがたいですね。
    時間がないので多くの情報を前もって得て、駅にはロッカーがあるかないか心得て予定通りに旅行するというケースが多いようですね。
    でも、でもですよ、旅行は、自分のおかれている生活状況の中からしか出来ませんから、人様々としか言いようがないでしょう。

    私は若い頃バックパッカーとして1年以上アフリカを這いずり回りました。這いずり回った国の数は10ヶ国にしか満ちませんでした。当時の私には急ぐ理由もなく、持参のお金で如何に長くアフリカ大陸にいるかでした。
    でも次のトランスポートを汗くせ探しているように見えたのでしょうか、出会ったヨーロピアンで、なぜそんなに急ぐのかと私に聞いてきた者がいます。行った所処でのんびりして楽しむんだよ。というのです。
    こちらは当時は純の日本人です。このヨーロピアンの言うことが、分かるような気はしても、ウーンできない・・・でしたね。

    オランダに住みだした頃、3週間4週間南フランスにバケーションといってキャンプにかける人に「行って何するの?」とよく尋ねたものです。みんなの答えは「何もしない。ひたすら太陽を浴びるんだ」でした。
    勿論実際は近くの名所を見たり、美術館に行ったり、普段読み損ねていた本を読んだりはするのですが、パリに行って買い物をするというのは理解してくれない人が多かったですね。買い物ならわざわざパリまで行かないでいい。パリの雰囲気を味わったり、美術館に行ったりなら理解してくれるのです。
    それなら読書だってわざわざ南フランスに出かけてする必要はないはずなのですが、違う雰囲気でのんびり過ごすのが目的です。毎日毎日出掛け回っているは、バケーションではなくなるのです。
    子供の夏休みには宿題などありません。宿題があったら休みではなくなるからです。「休みは」何もしない。充電するのが目的です。疲れるために出かけるのは休みではないからです。旅行も疲れるためにはしないのです。

    でもこの20数年で形も変わりました。2-3週間の団体周遊ツアーで出かけて、疲れ果てての帰国のケースも増え、バケーション後の職場は病欠が多いと言う皮肉なオランダ現状もあります。
    一旦団体ツアーに参加すると、その国のすべてを見たいという心境は日本人のみならず他の国民にもあるようです。
    言い訳するなら、休暇がなかなか取れない日本社会では短時間にオランダ人以上に全てを見たい気持ちになるわけです。
    そこで特急でその訪問先を回るというのが与えられた環境から起こってしまいます。

    オランダ社会は病欠と休暇は別。年約25日の有給休暇があります。土日は当然休みですからこの25日は5で割って5週間の休みです。5週間は7日かけると35日。実際はこれだけの休みが取れることになります。
    その休暇が1回で取れるかどうかは勤める会社次第です。またこの休暇数を貯めて翌年70日休暇という場合もあるでしょう。こうなると、急いで見て回る必要はなくなりますね。
    旅行の目的にもよりますがどういう形なら現地人と交流を持て理解し合い、経験も深まるのか。それは数週間は勿論数日間の短期の旅行では限度があるでしょう。
    その上、日本人同様日ごろのストレスは勿論ありますから、休暇ストレスを起こしても元も子もありません。のんびりすることです。今年は飛行運賃に付属するチャージ料金が上がり、おまけにオランダはヨーロッパで一番ガソリン代が高いので、近郊でバケーションを過ごす人も多くなりました。旅行なしですが、森の中の家を借りて過ごしたりキャンプしたり・・・仕事も一生懸命するオランダ人です。遊び上手でもあります。

    高学社会の日本では仕事をすることだけに目的が置かれ趣味を拡大し遊び上手な人が少ないように見られます。人生一回きり。バランスの取れた満足した生活をすべきです。私共の近年は一箇所滞在型が多くなりました。
    時間的に余裕が出ましたから、今年は日本へ。日本の人ごみと人間関係で疲れた後の来年はナミビアの砂漠の中でごろごろし、ケニアの土臭さの中でこれまたごろごろと村人の中でそれぞれ3ケ月生活する予定です。

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    そう、ヨーロッパ人は遊び上手。ぜひ、あれを学びたい。

    そうそう、通過(トランジット)は、滞在(ステイ)じゃない。通過ばかりでは、どこにも行ってこなかったも同じ。最近になって、ようやくそのことに気づきました。

    よく日本人は、旅費が高いから効率的に廻りたい、と言うけれど、ヨーロッパの人は、もともとケチだし、そんなに遊びにカネをかけていないようですね。でも、べつにとくにカネをかけなくても、時間をうまく楽しむ方法をよく知っている。ひたすら野原を歩いたって、タダだし。公園や川っぺりでBBQやっても、タダだし。カネを出したら楽しませてやる、という、パリのディズニーランドが不人気だというのも、わかる気がします。

    名所がどうの、名物がどうの、より、せっかく現地に行くなら、言葉にも写真にもならない、そういう暮らし方や考え方を見て学んで、よいところはどんどん取り入れたいものです。とくに遊び方や休み方。もちろん休暇制度の違いなどもあるでしょうが、それにしても、彼らを見ていると、日本人にはあまりに欠けている文化領域だと思い知らされます。

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  • Re: だれか地球の座り方を教えてほしい。

    欧州に20年以上滞在していますが、南欧を除く欧州人のバカンスの過ごし方には、日本人と異なり、健康上の理由もあると思います。
    一つは、日照時間が東京に比べて、極端に少なく、子供は、ビタミンD不足でくる病に罹る可能性があるため、夏は長期間、太陽が見られる南欧で、太陽を浴びる必要があります。実際、我が家でも、ルクスで冬が長く、夏が短く、夏も肌寒い気候では、我が家の子供も医者から進められてビタミンDのサプリメントを使用していましたが、南欧での太陽の下で、自然に補給できるのにこしたことはないです。
    二つ目は、共稼ぎが多く、特に母親は、バカンスで、ホテルやバカンス村の子供クラブに子供を預けて、日中リラックスして休息することができます。欧州で最もアンチストレスの薬を取得している人が多いフランスのように、ストレスの多い社会では、何もしないで過ごす期間がないと、日本のようにうつ病患者が増加します。
    子供が小さい時に、フランスのVVFと言う場所によっては、年末までに翌夏の予約をしないと取れない人気バカンス村に良く滞在しましたが、小さな子供を連れた家族が大半で、一人旅や若者のカップルは見かけたことがありません。バカンスは、気候が良い所での家族連れやシニアの長期滞在であって、駆け足旅行とは、本質的に異なります。日本でのシニアのロングスティに似ています。
    日本人の駆け足旅行は、ぼうふらおじさんが指摘されたように、元を取りたいという島国根性の発想から来ていると思います。ただ、長期滞在であれば、一流ホテルでも格安に泊れることがあります。5年ほど前の6月のバラの季節にブルガリアの海岸でスペイン系の4星ホテルに1人で1週間滞在しましたが、2食付きで、もちろん個室で、ホテル代は、150ユーロほどで、どこかの国のYH並の料金でした。滞在中、日本人団体客が1泊していましたが、夜遅く到着で、朝起きた時には既にいませんでした。気候の良い場所での療養と考えれば、のんびりできるのでは、ないですかね。多くの日本人のように人生を駆け足で走るだけでなく、たまには、止まって休息するのも良いと思います。

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    なるほど、これは療養と割り切る。素敵な療養だ。

    太陽は季節を越えて浴びだめができるのでしょうかねぇ。夏のイタリアは、日本よりもはるかに日射しが強く、私などは日焼け疲れで、ぐったりでしたが、連中は、たしかに、けっこう平気で、ずっと日なたにいますね。

    実際、ドイツや北欧は、足を痛めている人、ロフストランドクラッチ杖や電動歩行車を使っている人が驚くほど多い印象です。これもやはり日照のせいなのでしょうか。また、たしかに、秋や冬の鬱病の話もよく聞きます。地べたに生きる人間は、やはりオテントウサマをあなどってはいけないものですね。

    ブルガリアの海岸で、毎日、薔薇を見て散歩するだけの一週間。すばらしい! 何もしない時間って、意外に、小さい子供の方が楽しめるようです。彼らには、もともと歴史的建築も、有名美術品も関係なく、そこらの芝生に来る鳥だの、噴水の水の波紋だの、延々と眺めていたりして。そういうとき、半端な知識で小ざかしくなって、美しい実物を見る目や聞く耳を失ってしまった自分に気づかされ、はっとさせられます。そんな自分の療養としても、そろそろ自分の旅ができる大人になりたいです。

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  • 08/08/28 18:30

    国民性の違い

    純丘曜彰さん、今日は。

    欧米人の旅行スタイル、一か所で長くスティ出来るのは何もしなくても退屈しない、ただ座って読書していたり、じっと一点を見つめているだけでも満足出来る国民性だと思います。

    さて日本人、せせこましいうさぎ小屋の住宅に住んで回覧板がしょっちゅう回って来て、隣の家の人の声がいつも聞こえる。

    生まれた時からそんな生活をしているとのんびりゆったり旅行をするということは出来ない性分になってしまっているのではないでしょうか。

    ある程度の年齢になった夫婦が憧れのオ-ストラリアに家を買って住んではみたものの隣近所との接触が全くない静かな生活が寂しくて寂しくていたたまれなくなり結局日本に戻って来たという話があります。

    海外ツア-などであちこちいろんな所を回ってお土産をたくさん買って満足顔で機内に乗っている人を見ると何かとっても微笑ましく「海外に行って良かったね」と声をかけたくなるぐらいです。

    欧米人には欧米人の、日本人には日本人の、旅行スタイルがそれぞれあって10国10色です。

    私はまだまだ旅を続けたいです。

    一人旅で山が好きなので、いつどこでどうなってしまうかは分からないですが綺麗な景色、山で出会う人達と挨拶を交わす時の幸せ、満足です。
    (保険は毎回、十分に掛けていっていますが。)

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    Re: 国民性の違い

    昔、欧米の人は、みんな毎日、肉を食っている、と思っていましたが、こっちのふつうの人は、肉のかけらもない、チーズ味の小麦粉料理だの、ジャガイモ料理だの、日本よりはるかに質素なので、大いに驚きました。家も、欧米の人は、みんな大きなお城みたいなところに住んでいる、と思っていましたが、実際は、街中では、日本の家よりさらに小さい、天井も低い部屋に住んでいる人が多いので、やはり驚きました。こういう意味で、生活環境は個人差が大きく、国民性にはつながらないと思いますよ。

    さて、日本人ですが、団体旅行で、あちこちへ行って、おみやげをたくさん買って満足している人は、むしろ自分自身の旅を楽しんでいるので、私も素敵だと思います。

    その一方、『地球の歩き方』が出来て、個人旅行者が増えたのはいいのですが、それとともに、同じ日本人同士で、団体旅行者をバカにして、人に自分の旅の自慢をしたがる妙な風潮が蔓延してしまった気がします。さらには、個人旅行者の間でも、おれは、こんな、みんなの知らない先まで行った、と、人と競い合うために遠くへ行くような人もしばしば見かけられます。それこそ、こういう人は、街や山で出会って、こんにちは!と声をかけても、ちくしょう、ここにももうすでに日本人が来ていたか、というような感じで、挨拶も返してくれません。これも、日本人の国民性なのでしょうか。

    人がどんな旅行をしようと勝手ですが、自分は、個人旅行であろうと、団体旅行であろうと、旅の間は、それこそ人のことなどすべて忘れて、もっとゆっくりのんびりできるようになりたい、と願っているのですが、どうも自分自身のことまで忘れ切ることができず、落ち着かないのです。

  • 08/08/28 13:06

    私見ですが、

    純丘曜彰さん

    欧米の方が1週間、1ヶ月1ヶ所に滞在するのを
    否定はしませんが、はたして彼らは理解が
    深まっているのでしょうか?

    私見ですが、欧米の方は外国でも自信のスタイルを
    持ち込んで楽しむのを好んでいるように思えます。
    相対的には地元の定食屋や屋台で食事しているのは
    欧米人よりも日本人の方が積極的に思います。
    欧米の方は良くも悪くもカフェやバーやクラブを
    現地リゾートや都市に持ち込んで、安く楽しく
    日光を浴びて、アクティビティを広げているように
    思います。

    私の勘違いかもしれませんが、現地の食べ物や
    歴史を知ろうとするのはむしろ日本人に多くみられる
    (最近は違うようにも思うけど)感じます。

    日本はある意味地方がリトルトーキョー化が進んでいるように
    思いますが、国によっては地域によって文化や宗教、人種、
    言語が違うところもあるので多くまわる事も一概に否定は
    出来ないと思うし、1ヶ所に居続けてマンネリ化するケースも
    あるでしょう。

    なのでどっちがどっちって事では無いと思います。

    それと欧米の方が1ヶ所でのんびり出来るのは先述のように
    自国の生活リズムを持ち込んで無理をしない(ストレスを
    感じない)ようにする事が大事かと思います。

    本を読んで、CNNなどの衛星放送やハリウッドの映画を
    カフェで観て、夜はアイリッシュバーで楽しむ、とか。

    長く居てもその国を偏見に見ている人もいるし、
    1ヶ月居る事が理解する条件でもないし、そもそも
    1ヶ月や1年で本当の事がどこまで解るかも疑問。

    あまり自戒する必要もないし、欧米方法を一番と
    思う必要もないと思います。

    ちなみに旅行会社のツアーも私はしたくないが、
    人生で数少ない機会に多くを見たいと考える事を
    否定するつもりもないし、日本人の若造がバイト
    くらいの収入で海外にいけるようになったのは
    年配者の苦労のおかげなのでそれを冷ややかに
    意見する人は違うと思ってます。

    では。

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    Re: 私見ですが、

    アメリカ人は、とくにそうですね。日本にも、海外にも、米軍の人が多くいますが、飲み物から食べ物まで、すべて本国から運び込んで、テレビもアメリカの放送のすべてがリアルタイムで流れている。幼稚園でも学校でもキャンプの中のものへ行き、地元とは基本的に交流したがらない。まあ、防衛上の理由もあるのでしょうが、あのゴーイング・マイウェイさ加減は、半端ではありません。

    日本人はそうではない、とのことですが、個人の自由旅行ですら、結局、日本人にとって有名な観光地や店に行くだけ(『歩き方』に出ている店には、どこも日本人がいっぱい)なのが実情で、現地の人たちとほとんど関わり合わない、それ以外のところに自分では行こうとしない、という意味では、キャンプの中のアメリカ人と似たり寄ったり。いわば、アメリカ人がアメリカの軍艦から降りないように、日本人は、日本という鋼鉄の潜水服を着て、現地を遊泳しているような印象です。

    滞在時間の問題ではない、というのは、ごもっとも。でも、1つの街に数時間、とか、降りて写真を撮っただけ、とか、というような、いつも動いてばかり、歩いてばかりの旅は、もういいかげん卒業して、もっと落ち着いた大人の旅を楽しみたい、と思っている次第。そういう大人の旅をすることにかけては、ヨーロッパの人はみんなうまいなぁ、と感心しているのですが。

  • 月日は百代の過客にして過ぎ行く人もまた旅人ならば・・

    純丘 曜彰どの

    普通に暮らしていても ただ漫然と日を送る人と、日々自分や周囲をしっかり見つめ暮らす人(なかなかそうはなれませんが・・)がいるのですから 旅も同じ事でしょう。

    日常の暮らしから抜け出す事を旅の中心においていれば 行く先はどうでもいい、帰ってから多少自慢できるには その場所を相手が知っている事が何より大事。 その証拠のスタンプ集めが目的だから その場所がどんな所であってもそれほど心を動かさない。 

    物指しも自分の眼よりも世間の通り相場がまず何より大事となる。

    まあ いまさらそんなことを言う事はないですね。

    わが日本人駆け足旅行パターンは 休みが取り難い・・という事もありますが、まずは欧米人の旅行に比べて移動費(時間も)がかさむので出かけたついでにせいぜい元を取ろうという サモシサ(貧しさ)が根底にありそうです。

    それともう一つは 育った気候風土にもありそうです。

     >秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる

    うかうかすると季節に簡単に置いていかれる日本の暮らしの中では やはりノンビリ無為の内に日を送ることのムツカシサが DNAの中に染み付いているのでは・・とこの頃つくづく思います。

    旅先の原っぱや ホテルのベランダでノンビリ山を眺めて一人エツに入っている私の心の中では

    < オレは今ノンビリしているぞ > 

    と われとわが身に言い聞かせているもう一人の DNA自分がいることをなぜか感じてしまう 私です。
     

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    Re: 月日は百代の過客にして過ぎ行く人もまた旅人ならば・・

    そう、そのとおり! せっかくよい景色を見て、ノンビリしているとき、どうも無理してノンビリしている気がして、どうにもノンビリできないんですよ。とても居心地が悪い。

    たしかに日本人がやたら季節や時刻の移り変わりをやたら気にするせいもあるでしょうね。ヨーロッパでは、夏でも、暑かったり、寒かったり、でたらめだし、夜も10時まで明るいし。季節感なんて、クリスマスの時期だけ。欧米人は、のんびりしているのではなくて、あれは時間感覚そのものが無いのかも。仕事でも、できるところまでやったら、続きはまた明日。何日の何時までに終わらせるためには、急がなければ、というような時間の逆算ができないのかも。

    カネの話で言えば、逆に日本人には、オプション(やってもいい権利)だけにカネを払う、という発想ができないような気がします。知っての通り、ホテルの星の数は、サービスの質ではなく、単純に付帯施設の種類で決まるのに、日本人は、とりあえず設備が充実した星の多いホテルを選びたがり、それでいて施設利用に追加料金が必要なら絶対に使わない。(残念ながら、私自身も、そう。)それなら、なんのための星の数だったのか、わけがわからない。

    なんにしても、旅に出てまで、帰ってから人に自慢することばかり気にしているようにはなりたくないものですね。むしろ、ノンビリできない自分自身の奇妙さと向き合うことの方が、旅のよい経験なのかもしれませんね。